アピローズのマヌカハニーは、ニュージーランド政府に公式認定された、モノフローラルマヌカハニー(単一マヌカはちみつ)です。
近年、大きく揺れ動いていたニュージーランドの養蜂業界。
殺菌力や活性力などの数値ばかりにとらわれた、実はマヌカとは呼べない多くのはちみつが、市場に出回っていました。
これらを排除し、ニュージーランド産マヌカハニーの信頼性を取り戻すため、NZ政府(第一次産業省)が、
全く新しいマヌカの検査方法を導入しました。
マヌカはちみつの世界市場に多大な影響を与えるため実施が遅れていましたが、いよいよ2018年から開始されました。
2018年より全てのマヌカハニーは、新しい検査方法で行うことが義務づけられました。
それは殺菌力とは全く関係のない検査方法、『マヌカのDNA検査』です。
花粉のDNA鑑定、マヌカ特有の4種類の物質を検査し、
モノフローラル(単一花)とマルチフローラル(複数花)、 2種類に分類されることになりました
アピローズのハイグレードマヌカハニーは、
MONO FLORAL MANUKA(モノフローラルマヌカ=単一マヌカはちみつ)と認定されました。
マヌカの花の蜜たっぷりの、他の花蜜を含まないピュアなマヌカはちみつということです。
【アピローズ マヌカデータ】
●花粉のDNA鑑定 Cq値(36未満):24.97
●マヌカ特有の4種類の物質を検査
・ヒドロキシフェニール乳酸(1mg/kg以上):5.7 mg/kg
・メトキシ安息香酸(1mg/kg以上):5.8 mg/kg
・メトキシアセトフェノン(5mg/kg以上):7.1 mg/kg
・DL-3フェニル乳酸(400mg/kg以上):590 mg/kg
MSG、UMF、MGO、MG、NPA、TA・・・いろいろな殺菌値表記が氾濫しています。
この数値わからなくて当然です!
この数字は殺菌力を元に、マヌカの活性力という値を数字で表したもの。
これまでのこの数値表記に関する歩みを、以下にざっとまとめてみます。
1982年:ピーター・モラン教授が、UMFHA協会(UMFはちみつ協会)をスタートさせて、UMFを活性度標準とした。
これはマヌカの殺菌力をフェノール液(消毒液)と比較して数値化したもの。
マヌカハニーが持つ殺菌力に着目して、最初に活性度としての数値表記をあみ出した。
2008年:ドイツのトーマス・ヘンレ教授が、マヌカハニーの活性力をもたらす物質が、メチルグリオキサールであると発表。
この含有量を数値化したものがMG、もしくはMGO。
2008年:ピーター・モラン教授がUMFHA協会を脱退して、UMFではなく、MSGという殺菌値表記を発表。
様々なメーカーがTA(トータルアクティビティ)やNPA(ノンペロキサイドアクティビティ)などで表示。
異なる様々な数値表記のマヌカハニーが、世界中の市場にあふれる。
2018年:マヌカハニー市場の混乱を避けるために、NZ政府により全てのマヌカハニーに対し、
新たなマヌカ検査方法(DNA検査)を発表、義務化される。
アピローズは殺菌値にこだわりはありません。
なぜなら、活性力数値、つまり殺菌力を示している数値は、時間とともに変化します。
殺菌力を示す数値は、時間をおけば上がる可能性が高いのです。
一方、時間をおけば、ビタミンや酵素などの成分も変化することがあります。
アピローズは殺菌値によってマヌカはちみつのグレードを決めたり、高価な値付けをする事に疑問を持っています。
従いまして私たちは、活性力数値を表示するための協会には、所属していません。
2018年よりニュージーランドでは、新検査でマヌカ認定されない蜂蜜は、マヌカハニーとしての販売が禁じられました。
しかし、日本を含めニュージーランド以外の国では、2018年以前に輸出され、ニュージーランドで認定を受けていないマヌカハニーが、 市場にたくさん出回っています。
実際にニュージーランドで生産されたマヌカハニーの量よりも、はるかに多くのマヌカはちみつが、世界中で販売されているそうです。
特に活性力数値表記については、ネット上で古い情報が数多く掲載されていますので、 日本の皆様に新しい、かつ正しい情報が浸透するには、時間が掛かるのではないかと思います。
【場所へのこだわり】 〜人間が手を加えていない、雄大な自然が残る場所であること〜
現在さまざまな開発が進んでいるニュージーランド。北島、オークランド周辺では特に開発が進んでいます。
しかし南島はまだまだ未開発の場所が多く、手付かずの自然が多く残っています。
人里離れた場所なので、農薬散布などの可能性もありません。
【木・花へのこだわり】 〜人間が育てた樹木ではなく、ワイルドな原生林であること〜
ニュージーランドは植林が盛んで、蜜源であるマヌカの植林も盛んに行われています。
しかしアピローズは、人間が植えた樹木や栽培した花からではなく、本物の自然から採集した蜜こそが天然はちみつ、だと考えています。
そんな原生林が多く残っているのが、ニュージーランド南島なのです。